こんにちは、大塚遼太郎です。
動画編集をしています。
先日は粗品のチンチロ武道館公演をYoutubeで見て面白く感動しました。
早速ですが、駆け出しの動画編集者が避けるべきことの話をします。
は避けるべきです。
一度その仕事を受け5本ほど動画を作成したことがあります。
入ってみて驚いたのが、動画を大量に作るシステムが出来上がっていることです。時給100円以下で働く動画編集者がグループにたくさんおり、その上に編集者をまとめるディレクターがいます。
サムネイルやタイトル、台本作成等も分業で行われています。
•なぜバイトの方が稼げるのにそのような人がたくさんいるのか
→実績が欲しいから
•なぜそのようなシステムがあるのか
→広告費を稼ぐため
•なぜそのようなチャンネルは報酬が少なくなりやすいのか
→Youtubeからの広告費用だけで運営されるから
私も受ける前にたくさん勘違いしていました。
•実績がないから仕事が取れない
→しっかりしたポートフォリオを準備すれば取れる
•初心者であるから低単価は仕方がない、報酬をもらいながら動画編集を上達できる
→やるべきことがマニュアルできまっているので、反復作業
作業になれた3,4動画以降は何も考えずに作業するので技術の上達はない
私は作業している時、これなら自分でチャンネルを立ち上げて人に作業してもらった方が良いとも思っていました。総じて、これらのチャンネルはオリジナルな動画を作っているのではなく、他のチャンネルで再生数が取れたものを参考に似た内容のものを作っているからです。
なぜ避けるべきかというと、一度グループに入ると人間関係もあり抜けづらいからです。
チャンネルが成長したら報酬が増えます!
ディレクターになるチャンスがあります!
などの言葉には惑わされず冷静に考えて
例えば1動画、編集作業10時間/報酬500円が増えたとしても大した額にならないことは明らかです。
報酬が低いことは全員が同意の上で作業しているので、これらのチャンネルが非難されるべきことは全くないです。
募集要項に書いてあることより作業時間が結構長いな、とは思いましたが
特にネガティブな感情も、非難したいわけでもなく
動画編集を始めたばかりで焦っている人がこの記事を読んで
これらの仕事を取る前に冷静になってほしいです。
この仕事を受けて
誰のために仕事をしているのかが分からないとモチベーションが保てない
ことを再認識しました。
これらのチャンネルは、誰が来ても作業ができるようにマニュアルやシステムが整備され、人とのコミュニケーションも極力要らない作りになっているので、同じグループの方の人となりは分かりません。そんな感じなので運営者の方と関わることは全くなく、この動画を作ったら誰かが喜んでくれるという仕事の充実もないので精神的にきつい仕事でした。